日本橋 宇田川 「特製カツサンド」【第2回中央区推奨土産品】
長年愛される伝統の味

江戸400年の歴史と最先端が共存する街、中央区。そんな奥深い魅力がある中央区にはたくさんの素晴らしい土産品があります。中央区観光協会では、一般の皆さまの応募と投票により「食部門」と「モノ部門」でそれぞれ投票数上位20位までの商品を「第2回 中央区推奨土産品(Central Tokyo Premium Selection) 」として認定しています。
推奨土産品には中央区の魅力と作り手の想いが詰まった名品がたくさんありますが、その中から「食部門」で入賞した日本橋の老舗とんかつ店「日本橋 宇田川(にほんばし うだがわ)」さんとその看板メニューである「特製カツサンド」に注目しました。
2代目店主の宇田川伸一さんに取材にご協力いただき、貴重な情報やエピソードをご紹介します。
昭和42年創業、日本橋で愛された伝統の味

「日本橋 宇田川」の創業は昭和42年、初代の宇田川隆直さんが日本橋の高級ステーキ店「誠(まこと)」で修業を積んだ後、三越前駅近く、むろまち小路にお店をオープンしました。お昼はロースカツやヒレカツなどを中心とした定食、夜はステーキがメインのコース料理を提供し、長年にわたってお客様に愛されてきました。現在は2代目の宇田川伸一さんが伝統の味を守り続けています。
「カツサンドは、初代が開店した頃から作っていましたが、当時はほとんど夜のお客さんしか知らない手土産品でした。接待などで夜ステーキを召し上がって、帰りに手土産としてカツサンドを持って行く、そんなスタイルがほとんどでした。まだ景気いい時代でしたから、手土産を銀座とか、そういうところに持ってったりして。その後、カツサンドが手土産として有名になってしまって、カツサンドが宇田川の代名詞みたいになりました。」と宇田川伸一さん。
2022年9月、地域の再開発に伴って、水天宮前駅近くの新店舗へ移転しました。当初は「特製カツサンド」や上ヒレカツ弁当などテイクアウト専門店として開店し、2023年6月から隣にイートインのお店を始め、この6月でちょうど3年になります。
「特製カツサンド」はこうして人気に

「日本橋 宇田川」さんの「特製カツサンド」は昔からとても人気がありますが、どのような経緯で人気となったのでしょうか。宇田川伸一さんにお聞きしました。
今から35~40年ぐらい前に、日本橋髙島屋で「日本橋十人衆」というイベントがありました。うなぎ割烹大江戸さん、日本橋ゆかりさん、たいめいけんさん、室町砂場さん、日本橋吉野鮨さんなどが参加し、6店の料理が一品ずつ入っているお弁当などを販売し、また各店のお弁当も出すというイベントでした。一週間カツサンドを販売させていただいて、評判がよかったことから、日本橋髙島屋さんから是非にと直接依頼が来て、週に2回ほど、その後、新宿髙島屋さんでも週に1日程度、カツサンドを販売するようになりました。今でも髙島屋さんでの販売は続いています。
「特製カツサンド」の人気に火が付いたのはテレビ番組で紹介されたことでした。TBSテレビ「はなまるマーケット」でゲストの渡部篤郎さんが手土産(「おめざ」)に「特製カツサンド」を持って行ったのが最初でした。その後も「とんねるずのみなさんのおかげです。」とか、「ぴったんこカンカン」などいろいろなテレビ番組や雑誌などで取り上げられ、行列ができるくらい人気になりました。それで、宇田川っていうと「カツサンド」のイメージが強くなっちゃったんです。
肉厚でなジューシーなこだわりの「特製カツサンド」

人気の「特製カツサンド」は、日本橋の老舗らしい上品な包装に「日本ばし 宇田川」と書かれ、その箱を開けると、ぎっしり詰め込まれた肉厚のカツサンドが現れます。
4つ入りでお肉がとても厚くカットされていて圧倒的なボリュームです。宇田川さんにその特徴やお店のこだわりについてお聞きしました。
「お肉はヒレ肉なんです。ヒレって、細かったり太かったりサイズが結構まばらなんです。パンに挟んだとき、小さくなりすぎないように、昔から業者さんに頼んで、ある程度大きめのものをサイズを合わせてもらっています。」と宇田川さん。
1箱1人前として男性でも十分に満足できるボリューム。折詰にカツサンドがぎっしり詰まっているので、取り出すのに少し苦労するほど。一切れが大きくてとても満足感があります。
「一般的なお弁当の折箱の大きさは「七寸」なのですが、特別に作ってもらったちょっと大きめの折箱にしてます。折箱の厚さも普通より少し厚いんです。」と宇田川さんは話してくれました。
素材にこだわる、冷めても美味しい秘訣

「特製カツサンド」は分厚いお肉に目がいきがちですが、こだわりはお肉以外の素材にも及びます。
食パンは通常よりも目が細かく、しっかりした味わいのものを、薄切りにし軽くトーストしています。
「一回り大きいんです。パンの耳を切って普通の食パンと同じサイズぐらいです。特注というか、いわゆるホテルブレッドっていうやつなんです。粉が多いので目が細いっていうか、重いって感じになるんですね。 普通のパンよりも食べ応えがあってお腹に溜まります。」と宇田川伸一さん。
そして甘さ控えめで濃い目の秘伝のソースを使っています。ソースはいわゆる濃い口のとんかつソースをアレンジ。
「カツサンドが冷めるとどうしても味が薄くなるので、ソースを濃いめにして、パンと千切りキャベツと混ざり合って、ちょうどいい味になるように調整しています。そこがいわゆる冷めても美味しい秘訣なのです。」と宇田川さん。
千切りキャベツとパン、ジューシーなヒレカツに秘伝のソースが染みわたり、絶妙なバランスで組み合わって格別な美味しさを作り出しているのです。
昔から変わらない渋い緑のパッケージ

日本橋の老舗らしい上品な包装には「日本ばし 宇田川」と書かれています。この渋い緑のパッケージ、昭和の頃には、包装紙で包んでいました。包装紙で包んで紐で結んで、手で持てるように紐で手掛けにして。昔のドラマなどで、お父さんが酔っ払ってお土産を手にぶら下げて帰ってくる。あのイメージです。
今は、折詰を横から差し込むタイプのスリーブ箱に変わっていますが、この渋い緑のデザインと「日本ばし 宇田川」の文字は昔から変わっていません。
テイクアウトメニューも豊富、店内で食事もできます
「特製カツサンド」が看板メニューですが、他にも、茨城県産ブランド豚「梅里豚(ばいりんとん) 」を使った「特製ロースカツサンド」や「上ロースカツ弁当」「上ヒレカツ弁当」「一ロカツ弁当」「カツカレー」などなど、たくさんのテイクアウトメニューがあります。

2022年の移転当初はカツサンドやお弁当などテイクアウト販売のみでしたが、2023年6月から隣に店舗を拡張し、食事ができるお店を始めました。店内で食事を取ることができます。
「トンテキ定食」「ロースカツ定食」「ヒレカツ定食」「カツ丼定食」 を始め、こちらもメニューが豊富です。

来年で創業60周年

来年で創業60周年を迎える「日本橋 宇田川」。「日本橋では創業60年と言っても、100年経たないと老舗というにはまだまだです」と、2代目店主の宇田川伸一さん。優しい笑顔で話してくれました。
以上、中央区推奨土産品に入賞した「日本橋 宇田川」さんの「特製カツサンド」をご紹介してきました。長年にわたって人気があるのも納得のおいしさです。皆さま、是非「特製カツサンド」をご賞味ください。お勧めいたします。
※本ブログ作成にあたり、「日本橋宇田川」の宇田川伸一様、株式会社NBUの鈴木様には、開店前のお忙しい時間に取材にご協力いただき、ブログ写真の一部もご提供いただきました。改めて御礼を申し上げます。
予約・注文:人気商品のため、特に数が多い場合やランチ時の購入は事前の電話予約が推奨されています。
InstagramのDMでの相談も可能です。
公式Instagram
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インフォメーション
| 社名 | 日本橋 宇田川 |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区日本橋蛎殻町1-17-2 |
| 電話番号 | |
| 営業時間(テイクアウト) | 月~土曜日11:00-19:00 |
| 休業日 | 祝日 |
| サイトURL | |
| ブログ執筆者(中央区観光協会特派員) | Issa123 |