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黒江屋 「天然抗菌マスクケース」【第2回中央区推奨土産品】

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彫の技・塗の技 技から生まれる凛とした艶

「漆器」といえば….

輪島塗や会津塗、津軽塗といったところを連想されるでしょうか。
お椀にお皿、お盆等々、おせち料理の重箱にも使われている漆塗りの漆器。
日光東照宮や金閣寺、中尊寺金色堂などの寺院、仏像などの修復・修理にも欠かせないものだそうです。

漆はウルシの木から採取される天然の塗料、なので環境にも優しく、また漆器も修理することでも末永く使うことができるのです。
彫と塗、漆器はそれぞれの職人が分担してつくっています。(彫と塗を一人の職人が手掛けることも稀にあるようです)
彫と塗、それぞれの得意分野に集中し、妥協をしない、まさに職人技が光る工芸品です。

漆の歴史はすでに縄文時代から受け継がれているとのことにも驚きです。
漆を使った工芸文化は日本の他には中国、朝鮮半島などがあります。
日本にある産地においては、大陸の影響を受けてはいるようですが、やはり日本が世界に誇る工芸文化といえますね。

漆器のプロモーターで有名なのが「黒江屋」さん
株式会社黒江屋HP(リンク)

名橋日本橋のたもとに暖簾をかかげて300余年、創始は元禄2年(1689年)とか。
ショールームには全国から集められた漆器やお箸、漆塗りのアクセサリー等々様々なものが展示、販売されています。

ショールームに入ると漆の香りが漂い、凛とした空気が流れています。

そんな漆器のイメージが強い黒江屋さんですが……
このようなものも作っていました!
天然抗菌マスクケース

このマスクケース、第2回中央区推奨土産品に認定されているのです!

表紙は福井県の越前和紙で作られています。
この越前和紙の歴史も古く、なんと1500年以上前から続いているものです。
表紙の黒地に白のデザイン、墨流しという技法で一つとして同じデザインはない、とのこと。
ケースの内側には同じくらいの歴史がある越前塗りの技法で漆を手塗りしています。
軽量コンパクトなので持ち歩きも全く苦になりません。

コロナ感染症が猛威を振るっているころ、マスクは必需品でした。またそのマスクの管理にも色々気を遣わなければならない、そんな状況の一助に何かないものか…
丁度その頃、漆の抗菌作用について、知られるようになっていました。
また、和紙で模様をつけるのは比較的自由にできるというところから、オリジナル品を何種類か試作、その中でこのマスクケースが誕生したのです。
日本漆器協同組合連合会

漆には高い抗菌作用が認められています。
また漆器には保温性・断熱性に優れ、防腐性・耐久性もあるとのこと。

上記ホームページにこんな一文があります。

「この抗菌性を利用した最もわかり易い器がおせち料理を保存する重箱です。正月くらいはゆっくり休みたいとのいう主婦の知恵だったのかもしれませんが、冷蔵庫がない時代に料理を保存するには最適な器だったのではないでしょうか」

現在と違い正月の三が日はまず開いているお店はなかったわけで、おせち料理は保存食のため、の意味合いもあったのでしょう。漆器はこのようなニーズにも合っていたわけですね。

そして、黒江屋さん、こんなことも手掛けているのです。

左側は岡山県が産地となっている「岡山鳥城彫」(おかやまうじょうぼり)
昨年に創業100年を迎えた伝統工芸です。
「紋を彫ろう」というテーマでワークショップを開催します。

右側はテーブルコーディネートセミナー
食空間コーディネーターをお迎えしてのセミナーということになります。

いずれのイベントもご本社となっている黒江屋國分ビルにて開催です。(このブログが公開される頃は終了しています)
今後もこのようなイベントを通して、漆や漆器工芸文化の伝承をされていくのでしょう。

こちらは岡山県の鳥城彫。

漆器の産地は全国津々浦々、たくさんあります。
産地により様々な色や模様があり、このショールームでは見比べる楽しみもあります。

今回の取材に辺り、ご教示ご協力いただきました、株式会社黒江屋の漆原さんです。
業務中にもかかわらず丁寧にお話ししていただきました。
改めて漆の世界は深い!と感じた、貴重な体験となりました。

え?お名前に漆…

もう散々ツッコミが入っているかと思いましたが……ツッコんでみました。でもイヤな顔ひとつせずご自身の家系等お話しいただきました。

誠にありがとうございました。

インフォメーション

社名

黒江屋

住所

東京都中央区日本橋1-2-6 黒江屋国分ビル2F

電話番号

03-3272-0948

営業時間

9:00-18:00

休業日

土・日曜、祝日

サイトURL

http://www.kuroeya.com

ブログ執筆者(中央区観光協会特派員)

壱路
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