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御菓子司翠江堂本店 「苺大福」【第2回中央区推奨土産品】

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世の中に苺大福は数あれど、「翠江堂の苺大福が一番好き」、「苺大福はあまり好きじゃないけど、翠江堂の苺大福は食べたい」と言う人達が私の周りにはたくさんいます。

今回私は、第一回、第二回中央区推奨土産品の「食部門」に認定されている、隅田川のほとりの新川に本店を置く「翠江堂」さんを取材させていただきました。お話を伺ったのは、3代目店主の厚海さんです。

創業は1943年。今年で創業83年の間、戦時中は一時和菓子の販売を中断したことがあるそうですが、創業から今も変わらない場所で営業し続けているそうです。

店名の翠江堂(すいこうどう)という名は、発しても清らかで、字を見ても美しいですよね。由来をお尋ねすると、初代(厚海さんのお祖父様)が、昔隅田川はみどりの川と言われるぐらい美しい川だったことからつけられたということです。

店名はお店の包み紙にも表されており、そのみどりの美しい隅田川の流れで木材を運ぶ、「筏流し」を彷彿させるデザインになっています。またこの包み紙の翠江堂の文字は初代が書かれたもので、創業当時からこの包み紙は変わっていないそうです。この隅田川の歴史も物語る包み紙にも注目です。

またお店の正面の棚の上には、この地が越前堀という地名だった頃に使っていた通い箱が置かれています。通い箱には、越前堀と頭ニ桁の電話番号が残っており、昔は御赤飯も作っていたので、この通い箱に入れて近くの印刷屋に運んだそうです。

老舗のお店には商品だけではなく、置かれているもの、残されているもの全てに歴史があるのですね。ぜひ来店した際には、包み紙や通い箱も気にしてみてくださいね。

 

「色気があったほうがいい」

朝一番にお伺いしたので、ショーケースにはコロンと丸い、美味しそうな和菓子が美しく並んでいます。毎朝4時から手作業で和菓子を作られているそうです。大人気の苺大福についてお聞きしました。

発売は、苺大福が世の中に出始めた1985年の翌年の1986年。二代目(厚海さんのお父様)が作って、お店で発売したそうです。苺は毎日産地は決めず、大粒のその日のいい苺を使うそうです。糖分が多い苺は酸味が引き立たなくなるので、酸味強めの苺を使うのが重要とのこと。また、苺に薄いあんこをくるませるより、その上に薄いお餅で包むほうが難しいそうです。苺大福を半分に切り分けた時の断面の美しさも、この職人技からくるものなんですね。苺大福は一つ300円(税込)。本店では毎日1000個から1200個ほど販売して、午後2時ぐらいには売り切れてしまうほど人気があります。

私はここの苺大福を食べる時に気になっていたことがあります。それは薄いお餅の皮に、苺の鼻先が赤く滲んだ大福に当たる時があります。このような大福に当たるとうまく言葉にできないのですが、何かグッとくるものがあり、そのことを厚海さんに話してみました。そうするとこの苺大福を作った二代目が「色気があったほうがいい」と言い、苺の鼻先を薄いお餅から覗かせるようにして大福を作っていたというお話を聞きました。あー、色気かー。二代目、粋です、カッコいいです。これからはここの苺大福を見る目が変わります。苺大福をいただく時は、この色気も味わってみてはいかがですか?

私と翠江堂の苺大福

私の会社では、月末や半期の終わりなどで上司が翠江堂の大手町支店で苺大福を買ってきて、班のみんなに差し入れてくれることがあります。

上司が「翠江堂の苺大福を買ってきたよ〜」と言うだけで、みんなで「キャー」と盛り上がります。一人一人に配られ、みんな最初は「家に持ち帰って、ゆっくり味わう」と言うのですが、誰かが我慢できなくなりこの苺大福のビニールを剥がし始めます。そうすると「私も私も」と同じくビニールをガサゴソ剥がして全員で苺大福を食べ始めます。苺大福の表面の片栗粉が口の周りについて白くなろうと、洋服に落ちようと、もはや誰も気にしません。もう苺大福に夢中です。

私は柔らかいお餅の半分ぐらいに当たりをつけて、苺大福をガブリといただくのですが、お餅が柔らかく、まるごと苺が口の中に入ってしまいます。口の中が苺の酸味でジュワッと広がり、そこに苺にまとっていたあんこの上品な甘さが重なり合うことで抜群のハーモニーが生まれます。それから残っているあんことお餅を追大福して、口の中に残る苺の酸味に絡ませます。美味しい!!みんなで「幸せ〜」と言い合い、自然と笑顔になれる瞬間です。食べ終わった後20分ぐらいして、急に私の隣に座っている女性が「まだ苺大福が口の中にある感じ!!幸せ!!」と叫び出し、またみんなで大笑いです。

見た目色っぽく、食べると後味もあっさりしていて、それにつられて笑顔と笑いも広がる翠江堂の苺大福。「明日もまた食べたいなぁー」と思ってしまう苺大福です。

翠江堂さんでは、美味しい御菓子を一人でも多くのお客様に召し上がって頂きたいとのことで、予約をおひとつから承っているとのことです。ご来店の店舗(本店、大手町支店、丸の内支店)にお電話にてお申込みください。(ご予約状況により、ご希望に添えないこともあります。)

インフォメーション

社名

御菓子司翠江堂本店

住所

東京都中央区新川2-17-13

電話番号

03-3551-5728

営業時間

月~金曜日 9:00-18:00
土曜日 9:00-14:00

休業日

日曜日、祝日
7月、8月の全土曜日
※その他の月も土曜日は臨時休業の場合あり

サイトURL

http://www.suikoudou.jp/

ブログ執筆者(中央区観光協会特派員)

助高
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