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GINZA TANIZAWA TOKYO 本店 「GINZA TANIZAWA TOKYO BLACKBULL ダレスバッグ」【第2回中央区推奨土産品】

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銀座から始まった、日本の鞄文化

銀座一丁目に店を構える「銀座タニザワ」は、1874(明治7)年創業。150年以上の歴史を持ち、日本の「鞄(かばん)文化」を支えてきた老舗の鞄店です。

初代・谷澤禎三氏が考案したとされる「鞄」という漢字は、「革で包む」という意味を持ち、1890(明治23)年に銀座の店頭に掲げられました。その文字が、行幸中の明治天皇の目に留まったことをきっかけに、日本全国に広まったと伝えられています。

 また、同店では、1927(昭和2)年、日本で初めて店頭にネオン看板を灯しました。当時、ガス灯や提灯(ちょうちん)が主流だった銀座の夜を鮮やかに照らし、商業広告の先駆けとなりました。老舗でありながら、新しさを恐れずに取り入れる姿勢は、今も息づいています。

さらに、長年の歩みの中で、昭和天皇のご旅行用鞄や、現在の天皇陛下が英国留学時に使用された鞄を製作した実績も伝えられています。銀座タニザワが積み重ねてきた品質と信頼の高さを物語るエピソードのひとつといえるでしょう。

平和のシンボル「ダレスバッグ」の誕生

銀座タニザワを語る上で欠かせない存在が、1951(昭和26)年に誕生した「ダレスバッグ」です。

その原点は、サンフランシスコ平和条約締結のため来日した米国特使、ジョン・F・ダレス氏が持っていた口金式の書類鞄。これをヒントに、2代目・谷澤甲七氏が日本人の体格や生活様式に合う形へと改良し、「平和のシンボル」として世に送り出したのです。

 ダレスバッグは、口金が大きく開き、自立して中が見やすく、型崩れしにくいのが特徴です。

また、革の裁断、芯材の入れ方、縫製、金具の取り付けに至るまで、各工程に高い精度が求められ、「鞄づくりのすべてが詰まっている」と評される難易度の高い鞄でもあります。

銀座タニザワが、そのダレスバッグにこだわり続けるのは、この鞄が同店の技術と精神を最も正直に表す存在だから。

中央区推奨土産品の「GINZA TANIZAWA TOKYO BLACKBULL ダレスバッグ」は、重厚感のある黒革と堅牢な作りを備え、まさに「BLACKBULL」(黒い雄牛)の力強さを象徴する風格です。

技術を未来へ。5代目谷澤良郎氏の挑戦

現在、5代目店主を務めるのは谷澤良郎氏。1990年生まれの若き経営者です。

大学卒業後は、老舗での一流のサービスを知るため、「人形町今半」に入社。約8年間、接客と現場運営の最前線に身を置きました。そこで、従業員を大切にする姿勢や、マニュアルに頼らず「最高は自分で作る」という接客の本質、そして経営者自らが現場の空気を感じることの大切さを学びました。

谷澤氏が本格的にタニザワに加わったのは2023年。その時強く感じたのは、ダレスバッグの製作が職人不足により途絶えてしまうのではという危機感でした。そこで彼は、「タニザワの鞄作りを未来につなぐ人材を育てる」ことを決意。これまで製作を委託していた職人を招き、自社工房「GINZA TANIZAWA TOKYO」を立ち上げます。これは、”メイド・イン・銀座”への原点回帰ともいえる取組です。



さらに谷澤氏は、伝統を守るだけでなく進化させることにも力を注いでいます。

奄美大島の泥染め革、姫路の漆塗り黒革、藍染めや墨染めのクロコダイルなど、日本各地の伝統技術をダレスバッグに取り入れ、バリエーションを広げています。こうした試みの背景には、日本の優れた伝統技術が失われてしまうのを防ぎたいという想いがあります。

加えて、ビジネスマンやインバウンド需要に応えるため、リュックサックやトートバッグなどのバリエーションも豊富に展開。SNSでの発信を通じて、若い世代にもタニザワの製品の魅力が届くよう積極的にPRを行っています。


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創業152年目を迎え、今も挑戦を続ける銀座タニザワ。

その象徴であるダレスバッグは、日本のものづくりの精神そのものといえる存在です。東京都中央区観光協会の「第2回推奨土産品」に選ばれたのも、その価値を端的に物語っています。

銀座を訪れたなら、一度は手に取り、その誠実な仕事ぶりを感じてみてほしい―そう思わせる逸品でした。

インフォメーション

社名

GINZA TANIZAWA TOKYO 本店

住所

東京都中央区銀座1-7-6

電話番号

03-3567-7551

営業時間

11:00-19:00

休業日

火曜日、1月1日

サイトURL

https://www.ginza-tanizawa.jp

ブログ執筆者(中央区観光協会特派員)

勝三郎
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