日本橋弁松総本店 手ぬぐい「道路元標と濃ゆい味」【第2回中央区推奨土産品】
弁松の手ぬぐい「道路元標と濃ゆい味」には、江戸の味への熱い思いが溢れています。

日本橋弁松総本店のルーツは、1810(文化7)年に日本橋の魚河岸で開業した食事処「樋口屋」です。残った料理を経木や竹の皮に包んでお持ち帰りいただいたところ大好評で、持ち帰り用の折詰弁当が生まれました。三代目店主の樋口松次郎の時代、「弁当屋の松次郎」略して「弁松」と呼ばれるようになり、1850(嘉永3)年に食事処を店じまいし、折箱料理専門店「弁松」を創業。日本で現存する最古の弁当屋と言えそうです。今回のブログ記事のために取材をさせていただいた樋口純一社長は八代目となります。

「弁松の弁当のこだわりは、江戸から続く甘辛の濃ゆい味。単に空腹を満たすのではなく、お客様の記憶に残る味の体験を提供してこそ、170年以上に渡って濃ゆい味を継承してきた弁松の弁当ではないか」と樋口社長は考えています。お口に合う方も合わない方もいらっしゃると思いますが、弁松の濃ゆい味をまだ味わったことのない方は是非、一度試してみては如何でしょう。
なお、その濃ゆい味が生まれた理由としては、弁松の公式サイトによると「弁当なのでもともと日持ちさせるために濃くした」「肉体労働に耐えられるようカロリーを高くするために濃くした」「砂糖が高価な時代に江戸っ子は見栄を張って沢山入れた」「江戸っ子は中途半端な味ではなくはっきりとした味を好んだ」「関東の水質が硬水なので、出汁を取る際には昆布ではなく鰹節や煮干しを使い、その生臭さを打ち消すために濃口の醤油をたくさん入れた」など、諸説あるようです。

第2回中央区推奨土産品に認定された手ぬぐい「道路元標と濃ゆい味(写真上)」は、日本の道の起点である日本橋から全国に弁松の濃ゆい味が広がっていくことを願って、樋口社長自らが素案をデザインして制作されました(税込1,650円)。中央に置かれた日本国道路元標から弁当の具が螺旋状に広がるレイアウトのアイデアは、なかなか秀逸だと思います。また、機械による印刷ではなく、日本の伝統的な型染め技法である手作業の注染で仕上げているところにも、弁当の変わらぬ味に通じるこだわりを感じます。
ちなみに、樋口社長発案の手ぬぐい第1号は、2020(令和2)年に「弁松」創業170周年記念に社員と取引先のために制作した「並六白飯(写真中央)」。余った手ぬぐい20本をネットで販売したところ数分で完売したため、「並六白飯」を増産すると同時に「並六赤飯(写真下)」を制作したそうです。その後、毎年2、3種類の新作の手ぬぐいをリリースする一方、オリジナル・デザインのTシャツやエコバッグ、ジグゾーパズルなどを順次、企画・販売。それら公式グッズのひとつひとつのアイテムに、弁松の「弁当愛」が詰まっています。
インフォメーション
| 社名 | 日本橋弁松総本店 |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区日本橋室町1-10-7 |
| 電話番号 | |
| 営業時間 | 平日9:30-15:00 |
| 休業日 | 年始 |
| サイトURL | |
| ブログ執筆者(中央区観光協会特派員) | はじめ |