幕府直属の能役者の屋敷跡

江戸時代、能の中心は次第に江戸へ移り、金春、観世、宝生、金剛の四家は幕府直属の能役者としていずれも中央区の地域内に屋敷を拝領し、家禄を支給されていました。このうち、金春家は室町時代から栄えた、最も伝統ある家で、その屋敷は寛永時代の江戸の地図に「金春七郎」と記され、現在の銀座八丁目六、七、八番全域に相当する規模でした。屋敷の移転後の跡地に集まった金春芸者は、金春屋敷で下働きしていた女性がルーツといわれ、周辺は花街として発展しました。

企業情報 Company Information

住所

銀座8-7-11 御門通り

交通アクセス

東京メトロ日比谷線/銀座線/丸の内線「銀座駅」